| 新任のご挨拶 神代 和俊 |
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私は、前所長の新飯田宏教授と同じく、横浜国立大学経済学部で三十年あまり教鞭をとってきました。専門は、労働経済学・社会政策(年金など社会保障を含む)ですが、放送大学では「産業と技術」専攻に属して、「産業と労使の関係」(テレビ、今学期は土曜日午後1時15分から)を担当し、大学院では政策経営プログラムの「経営政策II・ヒューマン・リソース・マネジメント」(14年度からラジオ放送予定)を担当しています。 私は小学校、中学・高校から横浜育ちで、「浜つ子」を自認しています。郷土の出身である美空ひばり、吉川英治、獅子文六などを愛好しています。テニスとゴルフとカラオケが大好きで、健康維持に努めています。どれもそう上手くはありませんが、まあまあ人に迷惑をかけずに楽しめる程度です。 放送大学は、生涯学習のためのもっとも重要な機関で、社会人の自己啓発・能力開発にとって、不可欠の教育機関となってきました。これからその役割はいっそう重要になるものと思います。とくに、学習センターで行われる面接授業や卒業研究指導は、普段テレビやラジオでしか接することのできない教員とじかに議論することのできる貴重な機会ですから、ぜひ積極的に参加していただきたいと思います。仲間の学生たちと一緒になれるのも大事なことと思います。 私が昭和26年に横浜国立大学に入学した時に、宮崎義一先生(3年前に亡くなりましたが、名著『複合不況』中公新書を書かれた)が「大学というのは、字のとおり、一人で学ぶところです」と言われて、なるほどそういうものか、と思った記憶がいまでも鮮明に残っています。もちろん教師は、学生の学習が効率的にできるように手助けし、学生諸君の能力を引き出す責任がありますが、本当の学問というものは、所詮、自分で考え、苦労してはじめて身につくものだと思います。放送大学の場合には、とくにそうだと思います。そのためには、放送教材や印刷教材に出てくることを覚えたり理解するだけでなく、参考文献に挙げられている論文や著作をも、ぜひ貪欲に読んでいただきたいと思います。読書こそ思考の始まりだからです |