このワークショップでは・・・


 
わたしたち、研究する者たちそれぞれの住む所が次第に遠くなり、たがいにコミュニケートし議論しあうことが難しくなりつつあります。もちろん、このことは物理的な距離のことだけではありません。単に空間的な隔絶の問題ではなく、学問自体の専門化がこのような状況を作り出してしまっています。このようななかで、すこしでもこの距離を縮める努力を行なっていきたいと考え、このような「社会科学ワークショップ」という研究会組織を現在少しずつ形成してきております。

  研究会(ワークショップ)という活動を、このような形に縮めてここに掲載することには、すこしのメリットと同時にかなりのデメリットの発生することを、わたしたちは知っております。研究会活動にこのようなメディアを介在させることには、社会学者のジンメルが指摘しているように、「距離化作用(distancing effect)」のはたらくことが知られています。簡単にいえば、遠ざかっていたコミュニケーションを補完するような近接作用を期待することが出来る一方で、メディアを媒介させることで直接的な対話が遠隔化されてしまう可能性も有ります。このような近接作用と遠隔作用とのバランスをとって、実際の研究会活動が実りあるものになるようにすることが大切であると考えております。

  「社会科学ワークショップ」は、このような研究会活動に対して、

1. 研究素材・提案
2.
討論
3.
発表
4.
評価

などの提供を行なう場を準備することを目指しております。近接化と遠隔化を倦むことなく繰り返すことで、研究会活動をそこに反映させ、また逆にそこから良い意味での再帰的な果実を得ることが出来れば、現実の研究会活動も活発なものになると考えております。提案、意見、批判がありましたら、お寄せください。